金融取引などで用いられる用語としてスプレッドがあります。
この言葉はFX等でおなじみの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
一見実際の法定通貨などのやり取りに用いられる言葉のように感じられるこのスプレッドですが、実は暗号資産取引所においても重要な意味を持つ言葉です。
特に暗号資産の為替差益を狙った取引を行っている人にとってこの言葉は特に気になる数値になります。
今回この暗号資産取引所におけるスプレッドについて、比較やランキングを付け、更に各取引所の特徴について解説をしました。
その流れは以下の通りです。
・暗号資産取引所のスプレッド比較・一覧
・暗号資産取引所のスプレッドランキング
・暗号資産のスプレッドを見るときの注意点
これを読めば暗号資産取引所のスプレッドの重要性が分かります。
手数料を抑えたいならスプレッドの小さいDecurretで取引するのがおすすめ。
初心者の方にもおすすめの取引所なので、一度公式サイトを見てみてください。
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暗号資産取引所のスプレッドとは
暗号資産取引所のスプレッドとは何でしょうか。
端的に言うと売値と買値の差のことです。
暗号資産取引所は様々な手数料を得ることで収益を上げ、運営しています。
そして、この売値と買値の差額によっても収益を得ているのです。
国内の暗号資産取引所は基本的に手数料が無料なので、こういった手段で利益を上げることで運営ができているという側面もあります。
基本的に取引所は暗号資産の売値(売り渡す時の値段)の方が買値(買いとる時の値段)よりも高くなっており、買値は相場よりもやや低い金額になっています。
この差額が大きければ大きいほど、暗号資産を暗号資産取引所で売買しにくくなり、出費も大きくなるため、このスプレッドの狭い暗号資産取引所を探すことが重要となってきます。
また、傾向としてビットコインなどの流動性の高い通貨は狭く、流動性が低い通貨のスプレッドは広い傾向にあるということが挙げられます。
このスプレッドは暗号資産取引所間でかなり異なることもあることから、今回改めて主な暗号資産取引所のスプレッドについて調べてみました。
暗号資産取引所のスプレッド比較・一覧
暗号資産取引所のスプレッドを表にすると以下のようになります。
会社名 BTC/JPY ETH/JPY XRP/JPY BCH/JPY LTC/JPY
DeCurret 22,573 円 787 円 1.40 円 2,097 円 452 円
Coincheck 40,800 円 1,400 円 2.26 円 2,020 円 435 円
SBI VCトレード 17,661 円 – 2.00 円 1,404 円 –
DMM Bitcoin 2,708 円 642 円 1.76 円 – –
GMOコイン 32,000 円 600 円 1.80 円 1,952 円 490 円
こうして見ると主要な暗号資産取引所では通貨ごとに得意分野が分かれており、それぞれ得意とする暗号資産があることが分かります。
つまり、通貨によって利用の方法を変えることでお得に暗号資産の売買ができるということです。
ただし、これは販売所の話であり、取引所ではスプレッドがほとんど発生しません。
販売所はこれまでお話ししてきた暗号資産取引所が販売する価格、買取価格で取引が行われるもので、取引所はユーザー同士で取引を行うと言うものです。
販売所の場合は暗号資産取引所が都合の良い金額で販売し、買取を行います。
そのためその価格差、つまりスプレッドが発生するのです。
一方取引所は金額をユーザー同士で決めるので、そういった売値や買値の設定を行いません。
つまり、この取引所でのやり取りであればスプレッドはほとんど発生せず、売値と買値の差額を考える必要なく取引が可能となります。
なので、よりお得に暗号資産を購入したい場合は暗号資産の取引所を利用するのが良いのです。
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暗号資産取引所のスプレッドランキング
今お話しした通り、暗号資産取引所のスプレッドはそれぞれの取引所によって異なります。
ここではそれぞれの取引所の概要やスプレッドがどういった傾向にあるのかと言ったことや各取引所のランキングをつけました。
表でも取り上げましたが、今回比較してランキングをつけたのは以下の暗号資産取引所です。
・コインチェック
・SBI VCトレード
・DMMビットコイン
・GMOコイン
ディーカレット(Decurret)
ETH/JPY:3位
XRP/JPY:1位
BCH/JPY:4位
LTC/JPY:2位
三菱UFJやJR東日本と言った企業からも出資を受ける暗号資産取引所としては異色の存在として展開しています。
このディーカレットですが、XRP/JPYのスプレッドが狭いという特徴と主な暗号資産を一通り取り扱っている特徴があります。
リップルの取扱量は国内ではまだまだですが、今後の展開によっては取扱量で国内最大になる可能性を持っていると言えます。
ただ、流通量の多いビットコインやイーサリアムのスプレッドは平均的で暗号資産に興味のある初心者層を取り込むにはやや魅力に欠ける傾向です。
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▼DeCurretの概要については以下の記事で詳しく解説しています。【DeCurret(ディーカレット)の評判・口コミ】驚きのメリットやデメリットとは?
Coincheck(コインチェック)
ETH/JPY:4位
XRP/JPY:5位
BCH/JPY:3位
LTC/JPY:1位
アプリの利用者の多さは国内の業界一位でその数は200万ダウンロードをゆうに超えます。
利用のしやすさも定評があり、10秒で売買が可能なシンプルなシステムや国内最多の10種類の暗号資産取引を行うといった特色もあります。
かつて暗号資産の流出事件を起こしましたが、今はセキュリティの強化を徹底的に行い金融庁の認可を得ることに成功しました。
ビットコインであれば取引手数料・スプレッドともになしで取引することができます。
非常に使いやすいので、ビットコイン中心に取引したい方はコインチェックを使うと良いでしょう。
▼コインチェックの概要については以下の記事で詳しく解説しています。コインチェック(Coincheck)の評判・口コミは嘘!?本当のメリット・デメリットを紹介
SBIVCTRADE(SBI VCトレード)
ETH/JPY:-位(取り扱いなし)
XRP/JPY:4位
BCH/JPY:1位
LTC/JPY:-位(取り扱いなし)
SBIVCTRADEは大手金融企業SBIグループが手がける暗号資産取引所です。
銀行業や証券業なども行っている同グループは金融の知識が豊富で本格的なサービスが期待できる暗号資産取引所となっています。
そのためそれらの企業との連携が期待できる暗号資産取引所と言えるのです。
このSBIVCTRADEの傾向ですが匿名通貨を取り扱わないという方針を徹底しており、取り扱い通貨が少ない傾向にあります。
その代わりビットコインキャッシュやビットコインのスプレッドが狭い傾向にあるという特徴を持っており、業界でも比較的スプレッドが狭い取引所と見ることができます。
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▼SBiVCトレードの概要については以下の記事で詳しく解説しています。SBI VCトレードの評判・口コミやメリット・デメリットを紹介!
DMMBitcoin(DMMビットコイン)
ETH/JPY:2位
XRP/JPY:2位
BCH/JPY:-位
LTC/JPY:-位
アルトコインのFXができることでも有名な暗号資産取引所で、分からないことがあっても気軽にLINEで質問できるサービスなどユーザーフレンドリーな取引所となっています。
スプレッドも業界最狭クラスで、ビットコインのスプレッドの狭さは断トツです。
そのため盛んに暗号資産の為替取引を行う人には最適の暗号資産取引所の一つと言えるのではないでしょうか。
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▼DMMビットコインの概要については以下の記事で詳しく解説しています。【DMMBitcoin(DMMビットコイン)の評判・口コミ】意外なメリット・デメリットとは?
GMOコイン
ETH/JPY:1位
XRP/JPY:3位
BCH/JPY:2位
LTC/JPY:3位
この企業はネットワークに強みを持つことからセキュリティに定評があると言われています。
この暗号資産取引所の特徴は何と言ってもイーサリアムのスプレッドが狭いということです。
近年はビットコイン以上にイーサリアムが注目されており、多くのアルトコインがイーサリアムによって生み出されています。
そのため、流通量も多くビットコインに次ぐ規模です。
また送金手数料も安い傾向にあり、ビットコインよりも扱いやすい暗号資産と言えます。
そんなイーサリアムのスプレッドが狭いのは魅力的ですが、その分ビットコインのスプレッドが広めになっている傾向があります。
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▼GMOコインの概要については以下の記事で詳しく解説しています。【辛口】GMOコインの評判・口コミを解説|メリット・デメリットは?
暗号資産のスプレッドを見るときの注意点
暗号資産のスプレッドを見る時は注意点がいくつかあります。
それは約定率、取引場所で異なる数値、タイミングで変化するという点です。
約定率とは注文を出してすぐに反映される確率のことで、例えば売るボタンを押してすぐに売ってくれることもあれば、ややタイミングがずれた状態で売ってしまうということもあります。
約定率が低いとことタイミングのずれが非常に大きく、スプレットも変わってしまうことが少なくありません。
そのため約定率が低い暗号資産取引所で取引を行うと意外な損失を出してしまいます。
取引場所で異なる場合があるということも注意が必要です。
後述しますが、暗号資産取引所によって異なる場合はもちろんのこと、ユーザー間でやり取りをする取引所によっても変わります。
またタイミングを重要です。
スプレッドは時期によって変化することがありますし、暗号資産の銘柄の人気が落ちると取引量が減って一気にスプレッドが変化します。
こういった変化が注意点です。
ここでは取引場所やタイミングにフォーカスして解説します。
取引所か販売所で大きく変わる
最初に取引所か販売所によって大きくスプレッドが変化するということです。
取引所とはユーザー同士で直接暗号資産の売買をするフリマのようなイメージの場所になります。
ここでは仲介する業者(暗号資産取引所)がいないため、一部の暗号資産取引所で課金されることがあるものの、スプレッドは原則発生しません。
そのため価格差なしに売買ができるのですが、確実にタイミングよく売買できるとは限らないというデメリットもあります。
販売所とは一般的にイメージする暗号資産取引所の取引方法です。
暗号資産取引所から暗号資産を買ったり、売ったりします。
ちょうど中古のマンガを古本屋で買ったり、売ったりする感覚で、古本屋同様販売価格と買取価格が異なります。
この違いがスプレッドなのです。
このようにスプレッドは実質販売所で発生するものと言えます。
スプレッドは変化する
スプレッドは変化します。
例えば、取引量が減った状態、流動性が低くなった状態ではスプレッドは広がる傾向にあります。
暗号資産取引所のスプレッドは比較的安定していますが、流動性が変化するとその幅も変化することがあるのです。
FXなどもそうなのですが、日本時間の早朝5:00~8:00は取引量が少なく、スプレッドが広がりやすくなります。
これは香港やアメリカなどの暗号資産取引所の利用が減る時間帯とも重なるためです。
この時間帯に取引を積極的に行うとスプレッドが広がっていることが多いので十分な利益を上げにくくなります。
詳しくはFXのスプレッド比較の記事をご参考ください。
また、日本の取引所で扱っている暗号資産は比較的価格変動が少ないものばかりなのですが、海外のマイナーな暗号資産の場合、急激なレート変化を起こすことが多々あります。
そういった時もスプレッドは広がりやすいです。
暗号資産取引所のスプレッド比較まとめ
暗号資産取引所のスプレッドは様々な要因によって変化します。
取引所やタイミングといったものが主な要因として挙げられ、暗号資産の取引をするときに手痛い出費となることも少なくありません。
そういったスプレッドが気になる場合はユーザー間の取引である取引所を利用するのがオススメですが、狙ったタイミングで売買できないなどのデメリットもあるため、うまく使い分けることが重要です。
迷っている方はDecurretがスプレッドが小さくおすすめ。
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