日本でも大きな注目を集め、ニュースでも話題になることが多い仮想通貨。
有名な企業が取引所を運営したりCMを流したりしていますので、気になっている人も多いのではないでしょうか?
しかし、興味はあるけど始め方がわからないから手を出せないでいるという人もいるはず。
そこでこの記事では、仮想通貨の始め方を取引所選びから取引開始まで詳しく解説します。
- 仮想通貨取引を始めるまでの流れ
- 取引所の選び方
- 日本円の入金方法や仮想通貨の買い方、売り方
- 仮想通貨の基礎知識
一番のおすすめは、コインチェックに登録してから仮想通貨取引を始めることです。
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目次
仮想通貨の始め方①:仮想通貨取引所を選ぼう
仮想通貨の取引を始めるには、まずは仮想通貨取引所に登録するところがスタートラインになります。
日本にはたくさんの仮想通貨取引所がありますので、いろいろな条件を考えて自分に合った業者を選んで口座を開設します。
まずは最初に登録する取引所をどのように選べばよいのか知っておきましょう。
手数料から選ぶ
仮想通貨取引を始めると取引所を利用するときに各種の手数料が必要になります。
どの取引所を選ぶかによって負担するコストが変わりますので、ユーザーとしては手数料が安い業者を選びたいところ。
興味のある取引所が見つかったら、登録する前に手数料について必ずチェックするようにしましょう。
主に手数料が発生するタイミングは以下のような項目です。
- 日本円の入金手数料
- 日本円の出金手数料
- 仮想通貨の取引手数料
- 販売所のスプレッド
取引所に日本円を入金したり取引所から銀行口座に出金するときに1回300~500円程度の手数料がかかる場合があります。
取引所の手数料は取引額の0.1%程度が一般的です。
取引所によっては特定の項目で手数料が無料になることもあり、たとえばコインチェックでは銀行振込で入金すれば手数料無料です。
具体的な手数料の金額は取引所によって違いますので、自分に合った取引所で手数料が安いところを探しましょう。
▼詳しくはスプレッド比較の記事をご参考ください。
【2020年最新】仮想通貨のスプレッド比較ランキング!最安はどこ?取引する通貨から選ぶ
手数料の次にしっかりと確認したいのが取引できる通貨の種類です。
仮想通貨にはビットコイン以外にもたくさんの種類があり、利用する取引所によってどの種類の仮想通貨が買えるかが変わります。
特定の通貨の取引に興味があるなら、その通貨を扱っている取引所を候補にして選ぶ必要があります。
現時点で取引したい通貨の種類がハッキリ決まっていない人は、コインチェックのように上場銘柄の種類が多い取引所を選ぶとよいでしょう。
コインチェックはビットコインも含めて10種類の仮想通貨の売買ができ、通貨の種類では日本の取引所で最多です。
ほかの取引所では人気のある仮想通貨5~6種類が買える業者が多いです。
たくさんの種類の仮想通貨を買いたいという人は、コインチェックを選んでおけば間違いないでしょう。
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セキュリティの高さで選ぶ
仮想通貨は国家が管理しているわけではないため、被害に遭っても基本的には何も補償をされません。
自分で仮想通貨を管理して、自分で資産を守らなければならないのが基本になります。
しかし、取引所によっては保険会社と連携して被害に遭った場合の補償を行っている場合があります。
取引所を選ぶ際には、そういった補償内容まで確認しておくのが良いでしょう。
レバレッジ取引ができるかどうかで選ぶ
レバレッジ取引ができるかどうかも重要です。
レバレッジ取引とは証拠金を担保として預けてその証拠金よりも大きな金額の取引ができるようになる仕組みです。
仮想通貨を購入して資産として保有するのではなく、仮想通貨の短期的な売買をして利益を出すための投資方法です。
日本国内の取引所では最大4倍までのレバレッジ取引が行われています。
しかし、すべての取引所でレバレッジ取引ができるわけではありません。
仮想通貨の取引で大きく儲けることに興味があるなら、レバレッジ取引ができる仮想通貨取引所を選ぶようにしましょう。
なおこの記事でも紹介しているDMMBitcoinのように、レバレッジ取引がメインの取引所もあります。
コインチェックのように現物取引がメインの取引所と、レバレッジ取引がメインの取引所の両方に登録して使い分けるという方法もおすすめです。
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サーバーの強さで選ぶ
取引所を選ぶ際には、サーバーの強さもチェックしておいたほうが良いでしょう。
仮想通貨が急騰もしくは急落した時の注文のスムーズさは非常に大きなチェック項目になります。
仮想通貨に大幅な値動きがある時、サーバーダウンが原因で取引ができず、大きな損失を被ってしまったら目も当てられません。
サイトやSNSの口コミなどから、取引所のサーバーダウンした経歴や、またサーバーダウンした際の対応・改善措置などがしっかり行われているかどうかなどを調べておきましょう。
アプリの使いやすさで選ぶ
これが最も大切であると言っても過言ではないかもしれません。
良い取引所を選ぶうえで、「アプリの使いやすさ」は非常に重要です。
そもそもスマホアプリのサービスを搭載していない取引所はあまり使うべきではありません。
「アプリの使いやすさ」=「どれだけユーザーのことを考えているか」ということになりますので、ユーザーのことをしっかり考えている取引所ほど使いやすいスマホアプリを展開しているのです。
特に仮想通貨は価格変動が激しいので、見やすいチャートを展開しているアプリがより良いでしょう。
コインチェックは、非常にアプリが使いやすく、特にそのチャートは非常に見やすい仕様となっています。
ぜひ登録してみましょう!
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仮想通貨の始め方②:取引所の登録口座開設をしよう
アカウントの登録ができたら、仮想通貨を購入するために次に口座開設を行います。
コインチェックを例に登録方法を紹介していきます。
コインチェックに登録する
まずはコインチェックに登録しましょう。
公式サイトにアクセスします。
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アクセスしたらメールアドレスとパスワードを入力してアカウント登録しましょう。
登録したメールアドレスにメールが届くので、記載されているリンクをクリックしてログインします。
▼コインチェックの登録方法はこちら
Coincheck(コインチェック)の登録・口座開設方法の手順をわかりやすく解説!SMS認証(電話番号認証)を行う
口座開設のために、まずはSMS認証(電話番号認証)を行います。
SMSとはショートメッセージサービスのことで、電話番号を宛先に指定してSMSを受信します。
本人確認書類を提出してはがきを受け取る
SMS認証が終了したら、お客様情報の入力と本人確認書類の提出を行います。
使用できる本人確認書類は以下のいずれかとなり、アップロードする日の作成日・発行日から6ヶ月以内、あるいは有効期限内の書類に限り有効になります。
<登録可能な本人確認書類>
- 運転免許証(表面と裏面)
- パスポート(「顔写真ページ」と「住所記載ページ」)
- 在留カード(表面と裏面)
- 特別永住者証明書(表面と裏面)
- 運転経歴証明書(表面と裏面。交付年月日が2012年4月1日以降のもの)
- 住民基本台帳カード(表面と裏面)
- 個人番号カード(表面のみ、裏面は提出不要)※「通知カード(写真なし)」は本人確認書類としては利用不可。
(※コインチェックの公式サイトより。)
次に、「IDセルフィー」(提出書類と本人が一緒に写っている写真)を用意します。
例えば、運転免許証をアップロードする場合は、以下の図のように写真を撮ります。
書類の提出が終わると、コインチェック側で書類の審査に入ります。
審査は1~2営業日で終了し、審査が終わると「本人確認完了」のメールと、住所確認用のはがきが登録した住所に届けられます。
このはがきを受け取ったところで、コインチェックの機能をすべて利用できるようになります。
二段階認証を設定する
最初に二段階認証とは、通常のログイン(IDとパスワード入力)以外にもう一つ認証を設けることで、セキュリティを強くする方法です。
仮想通貨取引所はこういったことを行わなくとも基本的には利用可能ですが、資産を守る上で最低限のセキュリティと言われており、利用を開始する前に設定しておくことを強くおすすめします。
コインチェックやビットフライヤーでは、二段階認証を設定しているユーザーに対してのみハッキングなどの被害の補償を行なっていますから必須の設定です。
設定はスマートフォンとパソコンが必要になります。
このスマートフォンとパソコンを用意してから手順を踏んでいく流れです。
最初にスマートフォンで専用のアプリをダウンロードするのですが、いくつか種類があり、GoogleAuthenticatorやⅡ、SmartKey、Authyと言ったものが挙げられます。
GoogleAuthenticatorが使いやすいのでおススメです。
あとはパソコンで各取引所で設定を行います。
基本的にセキュリティ関係の項目を選択し、2段階認証の設定項目があるので、アプリを選択したらQRコードが表示され、それをアプリで読み込むと数字がスマートフォン画面の表示されます。
その数字を取引所の入力欄に入力すれば完了です。
こういった操作は送金など直接仮想通貨を動かす際に利用するので、取引を行う場合はスマートフォンを使うことをお勧めします。
仮想通貨取引所によってはこれ以外の二段階認証もありますが、国内の取引所は基本的に今お話しした流れで行うという形です。
具体例としてコインチェックの場合を紹介します。
まず、サイトにアクセスし取引画面の「設定」、「二段階認証」を選んでいきます。
次に認証アプリをダウンロードするのですが、スマートフォンが必要なので注意してください。
ちなみにスマートフォンであればiPhone、Android両方に対応しています。
該当するスマートフォン用のアプリを選択し、ダウンロードを行いましょう。
ダウンロードしたら、アプリを使用する前に設定した認証アプリが万が一使えなくなった場合に使用するシークレットキーが表示されるのでメモします。
スクリーンショットをして保存する手もありますが、セキュリティを厳重にするという意味で紙にメモするのが安全です。
今度は今ダウンロードした認証アプリを起動します。
「バーコードをスキャン」を選択し、カメラでQRコードを読み込ませましょう。
読み込ませると6桁の数字のパスコードが表示されます。
この数字をサイトの下段にある空欄に入力し、設定を行えば完了です。
「設定済みです」の表示がされるようになります。
仮想通貨の始め方③:日本円を入金しよう
利用する取引所を選んだらアカウント開設を行い、取引の資金となる日本円を入金しましょう。
口座開設はインターネットで申し込みをして、数日から1週間ほどで完了します。
コインチェックを例にすると、日本円の入金には以下のような方法があります。
- 銀行入金
- クイック入金
銀行入金
銀行入金は取引所の入金用口座に銀行振込で入金する方法です。
コインチェックの場合は銀行入金なら手数料無料で、銀行の振込手数料実費のみで入金できます。
どの金融機関の口座からでも入金できるのがメリットです。
クイック入金
クイック入金はペイジーやコンビニ入金を利用して入金するシステムで、支払いをすると時間をおかずにすぐに入金が反映されるのがメリットです。
コインチェックの場合はクイック入金に手数料がかかりますが、銀行営業時間外や休日でもすぐに取引開始したいときにおすすめです。
仮想通貨の始め方④:通貨を購入しよう
日本円の入金ができたらその資金で仮想通貨を購入しましょう。
最も有名で取引量が多い仮想通貨はビットコインですが、イーサリアムやリップルなど日本でも人気が高いアルトコインもあります。
まずは購入する通貨をじっくり選んで、少しずつ投資していくのがおすすめです。
購入する通貨が決まったら、実際に注文を行います。
注文方法は利用する取引所によっても違いますが、成行注文と指値注文を覚えておけば問題ないでしょう。
成行注文
成行注文は注文価格を指定せず数量のみを指定して注文する方法です。
そのときの相場で価格が決まりますので、すぐに注文が成立するのが特徴です。
価格はいくらでもよいからすぐに買いたい、というときに使う注文方法です。
指値注文
指値注文は数量と価格を両方指定して購入する方法です。
価格を指定する分だけ注文が成立するのに時間がかかる場合がありますが、上手に使えば自分に有利な条件で取引することができます。
可能な限り安く買って高く売るのが利益を出すためには必要なので、仮想通貨取引で儲けたいなら指値注文を使えるようになることが大切です。
▼仮想通貨の買い方はこちらで詳しく解説しています
仮想通貨の買い方・購入方法を初心者にもわかりやすく解説!【3ステップ】仮想通貨の始め方⑤:通貨を送金してみよう
取引所で仮想通貨を購入したら、その通貨は自分が保有する資産となります。
購入した直後は利用している取引所に預けている状態になりますが、自分の資産なので自由に外部に送金することができます。
まとまった数量の仮想通貨を長期保有するなら自分のウォレットに移動しておいた方が安心ですし、仮想通貨を別の取引所に移して取引を続けることもできます。
通貨の送金は、まず送金先のウォレットのアドレスを準備して、利用している取引所の画面から出金手続きをする流れとなります。
コインチェックのような大手取引所なら、スマホアプリからでも簡単に送金ができて便利です。
仮想通貨の始め方⑥:通貨を売却しよう
保有している仮想通貨が値上がりしたら、通貨を売却することで利益を出すことができます。
たとえば、1BTCが70万円のときに購入したビットコインが80万円になったときに売却すれば、10%以上の利益が出たことになります。
通貨の売却はとても簡単で、仮想通貨を購入したときと同じ操作で、あとは取引種別の「買い/売り」で「売り」を選択するだけです。
取引所形式で売るなら、通貨を売るときも成行注文と指値注文が使えます。
できるだけその通貨の価格が上がっているときに売れるように、相場を意識しながら売却タイミングを見極めましょう。
仮想通貨の始め方⑦:日本円を出金しよう
通貨を売却して日本円資産が得られたら、出金申請をすることで銀行口座に引き出すことができます。
もし最初に入金したときより大きな金額の日本円出金ができていれば、仮想通貨投資が成功して利益を得たことになります。
仮想通貨取引所からの日本円出金はとても簡単で、申請から数日で口座に入金します。
たとえば、コインチェックを利用するなら、出金用の銀行口座を登録するだけでPCからでもアプリからでも簡単に出金申請をすることができます。
銀行口座の登録に必要なものは以下の情報だけ。
- 銀行名
- 支店名
- 口座番号
- 口座名義
キャッシュカードか通帳があればすぐに登録できます。
取引所に登録している本人名義の口座にしか出金できませんのでその点には注意しましょう。
日本円の出金時には500円程度の手数料がかかりますので、できるだけ1回にまとめて出金するのが手数料節約のコツです。
【始める前に】仮想通貨の基礎知識
これから仮想通貨を始める前に、ぜひとも知っておきたい基礎知識をまとめました。
仮想通貨とは
仮想通貨とは、ブロックチェーンという技術で運用されるデジタル通貨のことです。
ブロックチェーンとは日本語では分散型台帳技術となりますが、そのブロックチェーンの取引履歴をユーザーすべてのコンピューターに分散して保存する仕組みのことです。
仮想通貨はその取引履歴などを中央集権的に管理しないため、特定の組織や国家のコントロールなしでも不正や改ざんが不可能であるのが特徴です。
一方で国家が価値を保証し、流通量などをコントロールしている通貨(日本円や米ドル、EUのユーロなど)は法定通貨と呼びます。
法定通貨で仮想通貨を買うためのサービスが仮想通貨取引所です。
仮想通貨の種類
仮想通貨はビットコインだけでなくたくさんの種類があります。
「ビットコイン」は仮想通貨の代名詞のように使われることがよくありますが、これはビットコインの知名度が仮想通貨の中で圧倒的に高いからです。
世界で最初に誕生した仮想通貨がビットコインで、それ以降にもイーサリアムやライトコイン、リップルなどたくさんの仮想通貨が登場しています。
ビットコイン以外の仮想通貨のことをアルトコインと呼びます。
2019年の時点で世界全体で見ると2,000種類以上のアルトコインがあります。
たくさん種類がある仮想通貨の中から、実用性を感じるもの、将来性を感じるもの、理念に共感できるものを選んで投資していくことが大切です。
スプレッドとは
スプレッドは販売所での購入価格と売却価格の差のことです。
販売所形式の取引ではユーザーは仮想通貨取引所を運営する業者と直接売買します。
このとき、通貨の価格は常に業者側が決めて現在価格をユーザーに提示し、ユーザーはその価格に納得できた場合のみ利用するという仕組みです。
通貨の価格設定は購入価格の方が売却価格より高くなっており、業者としては安く買い取った仮想通貨をそれよりも若干高い価格で売ることで利益を出しています。
この価格差がスプレッドと呼ばれるもので、販売所形式で売買するときの実質的な手数料のようなものです。
▼仮想通貨のスプレッドについてはこちらで詳しく解説しています
【最新】仮想通貨のスプレッドとは?国内取引所のスプレッドを徹底比較!レバレッジとは
レバレッジとは証拠金を担保に預けることで預けた金額よりも大きな金額の取引ができる仕組みのことです。
原理は為替のFXと同じで、日本国内の仮想通貨取引所ではレバレッジ倍率は最大4倍となっています。
たとえば、取引所に1万円を入金すれば、最大で4万円分の取引をすることができます。
取引による儲けは最大4倍になり、損失が出た場合も4倍になるというハイリスクハイリターンのトレード方法です。
以前は国内取引所でもレバレッジ倍率最大25倍で取引できた時期もありましたが、リスクが大きくなりすぎるということで業界が自主的に最大4倍に制限しています。
そのため、仮想通貨のレバレッジ取引で多額の損をしたり、借金ができてしまうという心配はありません。
仮想通貨の始め方まとめ
これから仮想通貨取引を始める人は、まずは自分にあった取引所を探すことが重要です。
取引所の選び方は、手数料が高くないかどうかと、その取引所で買える通貨の種類が多いかというポイントで選びましょう。
取引所に登録したら、あとは日本円を入金して売買するだけなので、知識はなくても仮想通貨を始めることは可能です。
「仮想通貨の始め方はわかったけど、どの取引所を選べばよいかわからない」という人は、とりあえずコインチェックを選ぶのがおすすめ。
コインチェックはアプリの使いやすさが評判で買えるコインの種類が多いので、初心者におすすめの取引所です。
自分に合った取引所を見つけて、スムーズに仮想通貨取引を始められるようにしてください。
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